キーボードコトコト音は何軸?おすすめの選び方と静音化のコツ

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パソコンの作業環境にこだわり始めると、どうしても気になってしまうのがタイピングの音ですよね。

最近の動画サイトでもよく見かける、あの耳に心地よいコトコトという上品な打鍵音に憧れる人は多いのではないでしょうか。

ネットで調べてみても、キーボードのコトコト音には何軸を選べばいいのか、種類が多すぎて迷ってしまいます。

実際に市販のキーボードを適当に買ってしまい、カチャカチャと軽い高音が響いて後悔したという声もよく耳にします。

そこで今回は、あの密度の詰まった低いコトコト音を出すための最適な軸選びから、さらに音を良くするための仕組みまで分かりやすく紹介します。

この記事を読めば、自分が求める理想の打鍵音を手に入れるための具体的な方法がすっきりと理解できますよ。

この記事で分かること

  • メカニカルキーボードの軸の違いとコトコト音に最適な種類
  • 理想の低音を響かせるためのスイッチ素材やカスタムの知識
  • キーボードの構造やケースが打鍵音に与える大きな影響
  • 手軽にコトコト音を楽しめる最新の注目キーボードモデル

キーボードでコトコト音を出すには何軸を選ぶべき?

キーボードの打鍵音は、使うスイッチの種類によって驚くほど変化します。

まずは、市販のキーボードでよく見かける基本的な軸の特徴を整理しながら、コトコト音を出すための最初のステップを見ていきましょう。

メカニカルキーボードの軸の種類と音の特徴

一般的なメカニカルキーボードには、大きく分けて3つのタイプが存在しています。

これらは内部の構造が根本的に異なっていて、それぞれ全く違う音を奏でる特性を持っています。

タイピングしたときの感触や耳に届く音の高さは、この構造の違いによってほとんどが決まってしまうのです。

私たちが目指す落ち着いた音を作るには、それぞれの特徴を正しく知ることが大切かなと思います。

スイッチタイプ 代表的な軸色 打鍵感の特徴 音響的な特性
リニア 赤軸、黒軸 引っ掛かりがなく滑らか 静かで低音が出やすい
タクタイル 茶軸 途中にわずかな段差がある 摩擦音や中音域が混じる
クリッキー 青軸 カチッと明確なクリック感 高音で大きな音が鳴る

このように表で比較してみると、タイプごとに役割がはっきりと分かれているのが分かりますね。

コトコト音の正体は低音域の心地よい打鍵音

海外の愛好家の間では、深く詰まったような低音の打鍵音を「Thock(トック)」と呼んで親しんでいます。

これが日本国内に伝わる中で、耳に優しいオノマトペとして「コトコト」という言葉で定着していきました。

音響学的に見ると、この音は耳に刺さるような高い周波数の成分が綺麗にカットされた状態を指しています。

ただし、このコトコト音には公的な基準や厳密な数値の定義があるわけではありません。

使う人のタイピングの強さや、キーボードを置く机の材質、周囲の環境によっても聞こえ方は変化します。

最終的には自分の耳で聞いて心地よいと感じるかどうかが、一番大切な基準になるのかなと思います。

初心者におすすめの軸は滑らかな赤軸

既製品のキーボードから手軽に探す場合、キーボードのコトコト音には何軸が良いかという結論は「赤軸(リニアスイッチ)」になります。

赤軸はキーを押し下げるときに、内部でパーツが擦れたり弾けたりする余計な仕組みがありません。

ストレートに底までスムーズに沈み込むため、無駄な高音ノイズが発生しにくいという大きなメリットがあります。

余計な音が混ざらないシンプルな構造だからこそ、落ち着いた低音を育てるための最高のスタートラインになります。

軽い力でスムーズにタイピングできるので、長時間の作業でも指が疲れにくいのも嬉しいポイントですね。

市販のキーボードでコトコトとした上品な打鍵音を目指すなら、まずはシンプルな構造でノイズが少ない「赤軸」を選ぶのが最も確実で失敗のない選択肢ですよ。

静音赤軸ならさらに静かで落ち着いた音になる

もしオフィスの静かな空間や、夜間の自宅で家族に気兼ねなく使いたいなら、静音赤軸という選択肢も魅力的です。

こちらはメーカーによっては「ピンク軸」などとも呼ばれており、スイッチの内部に衝撃を和らげる特殊なゴムが仕込まれています。

底打ちしたときの鋭い打撃音を優しく吸収してくれるため、音がさらに一段と小さくマイルドになります。

人によっては少し押し心地が柔らかすぎて、好みが分かれる部分もあるかもしれません。

それでも、耳障りな高いカチャカチャ感を徹底的に排除したいときには、非常に頼りになる存在かなと思います。

茶軸や青軸がコトコト音に向かない理由

一方で、茶軸(タクタイル)や青軸(クリッキー)は、コトコト音を狙うときには少し遠回りになってしまいます。

茶軸はキーを押したときにわずかなクリック感があって気持ちいいのですが、その小さな段差が擦れるときに中高音のノイズを発生させてしまいます。

青軸にいたっては、意図的に高い「カチッ」という金属音を鳴らすための機構が最初から組み込まれています。

そのため、いくら工夫を凝らしても、丸みのある低いコトコト音に変化させるのは物理的に不可能なのです。

爽快感やクリック感を重視するなら素晴らしい軸ですが、静かな低音を求めるなら避けた方が無難かも知れません。

ロジクールなどの主要メーカーの軸選び

家電量販店でよく見かけるLogicool(ロジクール)などの製品を選ぶときも、基本の考え方は同じです。

ロジクール独自の「GXスイッチ」や、一部のモデルにある「Romer-Gスイッチ」にも、やはり赤・茶・青の3系統があります。

名称に「リニア」または「RED」と記載されているモデルを選べば、基本的には赤軸と同じ静かな特性を得られます。

スイッチ名称 タイプ 押下圧 作動点 耐久性
GX RED リニア 50g 1.9mm 7,000万回
GX BROWN タクタイル 50g 1.9mm 7,000万回
Romer-G リニア リニア 45g 1.5mm 7,000万回

これらは反応速度や耐久性などの細かな数値は異なりますが、音の方向性としては同じリニアの系譜です。

有名メーカーの安心感とともにコトコト音の雰囲気を味わいたいなら、これらのリニア系を指名買いするのが定石ですね。

キーボードのコトコト音は何軸かという疑問への究極の答え

市販の一般的な赤軸だけでも十分に静かな低音は楽しめますが、さらに奥深い世界が存在しています。

ここからは、キースイッチの素材選びやキーボード自体の構造など、一歩進んだ究極のコトコト音の作り方についてお話しします。

カスタムスイッチの素材で決まる音の深さ

自作キーボードやスイッチが交換できるモデルでは、スイッチに使われているプラスチックの素材そのものにこだわる人が増えています。

スイッチのパーツを分子レベルで厳選することで、市販の赤軸を遥かに超える深みのあるコトコト音を作ることができるのです。

特に「ナイロン」や「POM」と呼ばれる素材は、音を程よく吸収して丸みのある低音を生み出す伝統的な定番素材となっています。

最近では「UPE」や「UHMWPE」といった、非常に摩擦が少なくて滑らかに動き、究極の低音を奏でる新素材も登場しています。

これらの素材で作られたカスタムキースイッチは、愛好家の間でも特に高い評価を受けています。

スイッチ名 ステム素材 ハウジング素材 音響的な特徴と評価
Gateron Oil King POM ナイロン / ナイロン 重厚でズッシリとした極上の深みのある低音
Sarokeys BCP POM ナイロンブレンド コトコト音の王道とも言えるお手本のようなサウンド
Owlab London Fog UPE PC / PC 特殊な組み合わせで極めて深い響きを実現
Durock Ice King Linear Modified Nylon ナイロン / ナイロン 雑味がなくすっきりとした綺麗なThocky音
Akko Rosewood ナイロン PA12 / PA6 上品でリッチな、耳に優しい落ち着いた音響

さらに「SW x Gateron Maestro」などのモデルもあり、これらは工場出荷時に潤滑剤が綺麗に塗られていることが多いです。

そのため、パーツ同士が擦れる「カサカサ」とした雑音が最初から排除されており、ピュアなコトコト音を堪能できますよ。

理想の音を追求するための筐体構造

実は、コトコト音の美しさを決めるのは、キースイッチ単体の性能だけではありません。

タイピングしたときの振動は、キーボードのケース全体に伝わって、まるで楽器のように共鳴しているのです。

一般的なプラスチック製のケースは、内部が空洞になりやすく、どうしても安っぽい反響音が混ざりがちになります。

これに対して、金属の塊から削り出された「アルミニウム製のケース」は、圧倒的な重さと密度があります。

この重さが無駄な振動を力技で抑え込んでくれるため、驚くほど引き締まった高級感のある低音が生まれます。

ガスケットマウントと樹脂プレートの効果

最近の高級キーボードで主流になっているのが、「ガスケットマウント」と呼ばれる内部構造です。

これは基板をネジでガッチリと固定するのではなく、柔らかいウレタンフォームなどのクッションで挟み込んで浮かせる仕組みです。

手首への衝撃を和らげてくれるだけでなく、耳障りな高い反響音をクッションが綺麗に吸収してくれます。

また、スイッチをはめ込む「プレート」の素材を、金属ではなく「FR4(樹脂)」や「PC(ポリカーボネート)」にするのも効果的です。

素材を柔らかい樹脂にすることで、音の角が綺麗に取れた、マイルドで丸みのあるコトコト音に寄せることができますよ。

最近のトレンドとして、基板やプレートに無数の切れ込みを入れる「フレックスカット」という加工もあります。これによって物理的な柔らかさが生まれ、音がさらに深く沈み込むようになりますよ。

吸音フォームやテープを使った簡単な改造方法

今使っているキーボードの音がちょっと軽いなと感じたら、自分で少しだけ手を加えて音を改善する手法(MOD)もあります。

最も手軽で人気なのが、基板の裏側にマスキングテープを数層重ねて貼り付ける「テープMOD」という方法です。

これだけで、スイッチから発生する高音のノイズをテープが吸収し、驚くほど音が低く落ち着いたトーンに変化します。

また、ケースの底の隙間にウレタンフォームを敷き詰めることで、内部の嫌な空洞音を綺麗に消し去ることも可能です。

さらにこだわりたい人は、スイッチを分解して専用のフッ素系潤滑剤を筆で塗る「ルブ」という作業に挑戦しています。

非常に根気のいる作業ですが、金属の擦れるガタツキやバネの鳴きが完全に消え去り、真のコトコト音が錬成できます。

キーボードの分解や改造、テープの貼り付けなどは、メーカーの保証対象外になるケースがほとんどです。また、基板を傷つけるリスクもあるため、試す際はあくまでも自己責任で行うようにしてくださいね。

静電容量無接点方式というもう一つの選択肢

ここまでは物理的なスイッチの話をしてきましたが、全く異なる仕組みの「静電容量無接点方式」というキーボードもあります。

これは電極が直接触れ合わないため、摩擦によるノイズが原理的に発生せず、抜群の耐久性と静音性を誇っています。

日本製の有名な「REALFORCE」や「HHKB」は、昔からその独特な押し心地から「スコスコ」という音で表現されてきました。

オフィスワークでの実用性や静用性を最優先するなら、間違いなく最高峰の選択肢の一つかなと思います。

一方で、中国製の「NiZ」というブランドのモデルは、同じ方式でありながら少し違った魅力を持っています。

NiZは荷重が35gと非常に軽く設計されており、その打鍵音はスコスコというよりは「コトコト」「ポコポコ」に近い丸みを持っています。

キーキャップを市販のメカニカル用のものに交換して自分好みにカスタムできるのも、隠れた人気の理由ですね。

箱から出してすぐ極上の音が楽しめる最新モデル

「自分で分解したり、難しいカスタムをしたりするのはハードルが高いな」と感じる人も多いですよね。

安心してください。最近は面倒な改造を一切しなくても、最初から極上のコトコト音が鳴るように設計された完成品が市販されています。

その代表格が「WOBKEY Rainy 75 Pro」という、愛好家の間でも大絶賛されているアルミ製のモデルです。

重量感のあるアルミケース、衝撃を吸収するガスケットマウント、多層の吸音フォームなど、低音を出すための装備が最初から全部入りになっています。

ほかにも、実用的なサイズ感の「WOBKEY Crush 80」や、コストパフォーマンスに優れた「YUNZII AL80」なども注目を集めています。

最近流行りのゲーム向けの「磁気式スイッチ(ラピッドトリガー搭載)」や、本体が極薄の「ロープロファイルキーボード」は、構造の都合上、深いコトコト音を出すのが少し苦手です。音の心地よさを最優先したい場合は、慎重に選んだ方がいいかも知れません。

キーボードのコトコト音は何軸かで迷ったときのまとめ

今回は、キーボードの心地よいコトコト音を楽しむための軸選びと、その周辺の仕組みについて詳しくお話ししてきました。

結論として、手軽に市販品から選ぶのであれば、無駄なノイズが発生しにくい「赤軸(リニアスイッチ)」を選ぶのがベストです。

さらに一歩踏み込んで究極の低い響きを追求するなら、ナイロンやPOMといった素材のカスタムスイッチや、アルミ製の筐体を検討してみてください。

打鍵音の好みは人それぞれですが、この基本のセオリーさえ押さえておけば、理想のタイピング環境にしっかりと近づけますよ。

価格や最新の仕様などの正確な情報は日々変動することがあるため、最終的な判断や購入の前には、必ずメーカーの公式サイトをご確認くださいね。

お気に入りの一台を見つけて、毎日のパソコン作業を最高に楽しい時間にしていきましょう。

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